【O’s Note】骨折ドミノを止めろ

お知らせ
11月14日、第76回紅白歌合戦の出演者が発表されました。
紅白と言えば、けん玉とドミノ倒し(ということもないか...)。
三山ひろしさんは2017年からけん玉を、水森かおりさんは2023年から「ドミノ倒し」をやっています。
今年もきっとやってくれるでしょう。
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実は、骨折にも “ドミノ ” があるのです。これはあまりうれしくない。
骨粗しょう症で骨折を起こすと、1年以内に7.6%、2年以内に11.6%の人が再び骨折をするという報告があります。*1
*1 Wong RMY, et al. The imminent risk of a fracture-existing worldwide data: a systematic review and meta-analysis. Osteoporos Int 2022; 33(12): 2453-2466.
一度骨折すると、つぎつぎと骨折する連鎖現象、それが「骨折ドミノ」です。
とくに気をつけたいのが、太ももの付け根の骨折(大腿骨近位部骨折)。お年寄りにとっては一大事。寿命が短くなってしまうと報告というもあります。*2
*2 Tsuboi M, et al. Mortality and mobility after hip fracture in Japan: a ten-year follow-up. J Bone Joint Surg Br 2007; 89(4): 461-466.

ドミノを止めろ!
骨折ドミノを防ぐ鍵は、以下の3つです。
1)くすりの治療
2)リハビリテーション
3)骨折リエゾンサービス*3
*3 リエゾンとはフランス語で「つなぎ役」という意味。
くすりの治療で大事なことは、自分の骨の状態にあったものを見極めて使うことです。年齢、骨折歴、重症度などを参考に、骨形成促進薬や骨吸収抑制薬を使い分けます。
リハビリテーションは転びにくい体をつくる運動が主体です。何歳になっても筋トレは重要。「筋肉は裏切らない」のです。
骨折リエゾンサービスは手術を行う病院と地域のかかりつけ医が情報を共有し、患者さんの骨折リスクを継続的に管理することです。せっかく始めた治療も、途中でやめてしまったら意味がありません。みんなで治療をサポートします。
「たかが骨折」と侮らず、何よりも予防、そして早期からの対応が大切です。
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